YMいちご株式会社

03-6715-9677 TELはこちら
お問い合わせ メールでお問い合わせはこちら

Job change

胚培養士の転職に向けて

胚培養士のお仕事

胚培養士とは

胚培養士は、医師の指示に従い、高度生殖補助医療を支援する不妊治療のスペシャリストです。不妊治療のなかでも特に高度な技術を取り扱うため、産婦人科の知識に加え、大切な精子・卵子を安全に取り扱う高度なスキルが要求されます。

生命誕生に関わる繊細な職業、胚培養士はどんな業務を行っているのでしょうか?

胚培養士の仕事内容

精液検査・調整

顕微鏡を用いて精液量、運動率、正常形態率を検査します。
また、洗浄・遠心などの調整によって、精液に含まれる不純物や、奇形精子・未成熟精子・死滅精子などを取り除き、人工授精、体外受精や顕微授精に使用する成熟した精子を選別回収します。

検卵

医師によって採取された卵胞液より、顕微鏡を用いて卵子を見つけ出します。
卵子を培養液にてピペッティング洗浄し、次の作業までインキュベーターに保管します。

体外受精(IVF)

調整後の運動性が高い精子を、卵子が入っている培養液の中にふり入れ、自然に受精させます。精子が卵子に集まり、卵子の外側にある顆粒膜細胞を溶かしていきます。精子が顆粒膜細胞の内側にある卵子の透明帯も通過して卵細胞に入り、卵細胞と融合すると受精が完了します。

顕微授精(ICSI)

顕微授精は、精子が少ない場合や体外受精での受精率が良好でない場合などに、顕微鏡下でマニピュレーターを用いて受精させる方法です。精子の中から良好精子を選択し、細いガラス針で精子を不動化させ、針先で卵子の細胞膜を破り、細胞質の中に精子を注入します。

胚観察

培養中の胚の状態を顕微鏡、あるいはカメラ機能付きのインキュベーターにて観察します。受精核の確認や、初期胚、胚盤胞のグレード評価をしていきます。

凍結

胚が凍結によってダメージを受けることがないよう、凍結保護剤に浸した後、専用のデバイスに封入します。デバイスを-196℃の液体窒素の中に入れて凍結し、液体窒素タンクで保存します。

融解

凍結保存している胚を移植当日に融解し、調整を行います。胚が保管されているデバイスを液体窒素から37℃の融解液に瞬時につけて胚を融解します。

胚移植

培養した胚、あるいは融解後の胚を細いカテーテルを用いて子宮内に戻します。胚の確認、およびカテーテルへの充填までは胚培養士が行い、エコーを見ながら子宮内へ戻す作業は医師が行います。

患者説明

胚培養士が患者さんと接する機会は少ないですが、培養結果や採卵・移植時の説明を胚培養士が行うこともあります。

事務作業

患者情報や培養結果の記録、データベースや電子カルテの入力、チャート作成、成績集計、学会準備、勉強会などの事務作業も胚培養士のお仕事です。

その他

翌日培地準備、清掃、点検、ミーティングなども行っています。

胚培養士の仕事内容をもっと詳しく知りたい、胚培養士として働きたいという方はお気軽にお問い合わせください。
→お問い合わせフォームはこちら

転職に向けて(胚培養士)の一覧に戻る

【大阪でスタート】超音波半日セミナー 胚培養士の転職に向けて 採用情報