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胚培養士の転職に向けて

不妊とは

「不妊症」とは

妊娠を希望し夫婦間で正常な営みを過ごしているにも関わらず、一定期間経っても妊娠しない場合を不妊症の定義としています。その「一定期間」とは、日本産科婦人科学会では、「その期間については1年から3年までの諸説あり、2年というのが一般的でしたが、1年に短縮」としています(2015年8月)。しかし世界保健機構(World Health Organization: WHO)では2009年から不妊症を「1年以上の不妊期間を持つもの」と定義しており、米国の生殖医学会でも2013年に、「不妊症と定義できるのは1年間の不妊期間を持つものであるが、女性の年齢が35歳以上の場合には6ヶ月の不妊期間が経過したあとは検査を開始することは認められる」とを提唱しています。
現代では約6人に1人が不妊症と言われており、その背景として女性の平均初婚が高くなっていることやストレス社会であることなど様々な要因が関係しています。不妊症の原因は、女性だけにあると考えられがちです。しかし、WHOが行った原因調査では、不妊症のカップル7273組中、約半数が男性にも原因があると報告されています。妊娠の過程は複雑で、どこかにひとつでも障害があると、妊娠しづらくなります。男性、女性それぞれの原因の可能性を知っておきましょう。

女性の不妊原因

不妊の原因には「年齢」が大きく関わっています。女性の妊娠するための力は34歳頃を境に下がり、36歳頃には明確な低下がみられます。まずは加齢や老化といったものが妊娠に大きな影響を及ぼすと考えています。また、痩身や肥満、ストレスといった生活習慣も不妊のリスク因子になり得ます。
 その他の原因には、排卵因子(排卵障害)、卵管因子(閉塞、狭窄、癒着)、子宮因子(一部の子宮筋腫や子宮内膜ポリープなど)、頸管因子(子宮頸管炎、子宮頸管からの粘液分泌異常など)、免疫因子(抗精子抗体など)などがあります。具体的に、「子宮内膜症」「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」といった婦人科系疾患は不妊原因になりやすいと言われています。

男性の不妊原因

 男性の不妊原因は、「射精される精液の中の精子の数が少ない、もしくは運動率が低下している、あるいはその両方」「勃起ができず挿入できない、勃起はするが射精がうまくいかない、あるいはその両方」「精子は作られているものの精子の通り道(精路)のどこかが閉塞しているため精液中に精子がない」という3つに大きく分けられます。
 これらはアルコール・喫煙・肥満といった生活習慣、糖尿病や腎臓病などの疾患や精巣の損傷など身体的な要因が原因となる場合もあります。また、治療中の疾患があり投薬治療を受けている場合、内服薬の種類によっては生殖器に影響を及ぼすものがあります。

自分たちが不妊治療の対象かどうかは分かりにくいものです。まずはパートナーとよく話し合い、妊娠への第一歩として、医療機関を受診し、専門医に相談すると良いでしょう。

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