登録型派遣、有料職業紹介!エコー経験者多数 登録者急増中!!(現在15名)

胚培養士

男性不妊の検査

男性のみなさん、精液検査をやったことがありますか?

検査をやったことがある方は、医師もしくは培養士から精子の数が少ない、運動している精子が少ないと言われたことがありますか?

では何を基準にそのように言われるのでしょうか?

 基準値

  2021年にWHO(世界保健機構)の定める精液検査所見の基準値が約10年ぶりに改訂されました。
精液採取は禁欲期間2~7日間、射精後1時間以内に実施したものが望ましいとされ、以下がWHO laboratory manual for the examination and processing of human semen第6版の精液所見の基準値です。

WHO第6版
精液量1.4 mL以上
精子濃度16×106 /mL以上
総精子数39×106 個以上
運動率42 %以上
前進運動率30 %以上
生存率54 %以上
正常形態率4 %以上
精液中白血球数1.0×106 /mL未満
WHO laboratory manual for examination and processing of human semen, 6th edより一部抜粋、編集

これよりも下回っている場合に精子の数が少ない、運動している精子が少ないという説明をすることがあります。

しかし、この基準値を下回っているからと言って妊娠できないことはありません!!

子供が授かるかどうかは卵子と精子が受精するタイミングが合うかどうか、分割が進むかどうか、着床するかどうか、妊娠が確認できてから発育が進むかどうか、いろんなプロセスを経る必要があります。

もちろん、その第一のステップとして男性の精子の数や運動率というのは第一課題になります。

 胚培養士の仕事

胚培養士は、目視あるいは測定機器を使って精子をカウントし、測定の際に運動している精子はどのくらいいるのか、どのような動きをしているのかを観察します。

スクリュー運動しながら直進している精子が良いとされています。

自然妊娠が望めそうな所見なのかどうか、媒精する際に体外受精あるいは顕微授精どちらがいいのかを胚培養士が見極める施設もあります。

関連記事